ちょっと前に読んだ、新版 お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 知的人生設計のすすめ 。
これが住宅購入や不動産投資の法人化に役立つ内容たっぷりで面白かった。
この本は前から販売されていることは知っていたけれど今まで読んでなくて、最近、有名大家さんがTwitterで「法人化を目標に頑張ろうとさせてくれた本です。この本オススメ!」と紹介されてたので、ついに買ってみました。
『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』の初版は2002年となんと18年前に発売された本で、人気もありその後、改訂版も発売されています。
- 『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』幻冬舎(2002年12月)
- 『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方2015』幻冬舎(2014年9月)
- 文庫『新版 お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』幻冬舎文庫(2017年8月)
今では、不動産投資で規模を拡大する場合、法人化は当たり前とも言われる時代になっていますが、2002年当時では、かなり衝撃的な本だったのではないでしょうか。
法人化の話だけではなく、人生で1番の買い物である「住宅購入」についても書かれていて、結局のところ「お金持ちになる方程式」ってやっぱり不動産だよなーって思ってたんだけど、その答えが全部書いてありました。
不動産の呪縛を解き放つ法則
そのヒントが家を買うのは、株式に投資するのと同じということ。
これを理解できると、家は一生に一度の買い物だからと大金を出して買うものだ(自宅は資産になるという考え)という常識が崩れ、住宅購入も投資なんだと考えると、将来の値下がりや長期のローン、さらに建物の劣化による改装代などを考えると別に購入しなくても賃貸の方がいいんじゃないか。とも考えれるように。
私も以前から、住宅購入は投資だという考えを持っていて、20代のときに初めて住宅を買いましたが、資産価値の下がらない物件を吟味して買ったので、今、もし、売却したとしても売却益がでる感じです。
投資感覚を持つことの大切さを再認識させてくれた本でした。
あと、生命保険についてもバッサリ切ってくれてます。ここではあまり詳しく書きませんが、お金持ちになる方程式では、過剰な加入はするなと。
住宅購入と生命保険加入が人生の支出に大きな影響をもたらす要因のため、この2点について、深く解説してくれているので、20代、30代と若い方だけではなく、そろそろ健康が心配で生命保険を加入しようと検討される年代の方にもオススメです。
そして、後半部分はこの本のメインである「法人化」の重要性について、書いているのですが、「国家に惜しみなく奪われるひとびと」という内容で、なんとも衝撃的な内容で書かれています。
「国家に惜しみなく奪われるひとびと」=サラリーマン
サラリーマンをしていると、国家からこんなにも惜しみなく奪われている。だから法人を設立し、税金を払わないことで最速でお金持ちになれるだよという内容です。
- 国民年金と厚生年金
- 国民健康保険と組合健康保険
- サラリーマンの実質税負担
ただ、この本は個人と法人の税制などの仕組みをうまく活用した例を紹介している本であって、サラリーマンの方がこうやったら成功するといった「ハウツー本」ではありません。
そのため、サラリーマンはこれだけ奪われているのだーとわかっても、今の会社を辞めて独立するのは、かなりリスクがあって、すぐには実行しにくいなと思われてしまうかもしれません。
「不動産投資」と「法人化」がより、具体的に書かれていて私がオススメする本はいますぐ妻を社長にしなさいという本です。
サラリーマンの旦那が不動産投資を行いながら、規模を拡大するために法人を設立し、その会社の代表に専業主婦の妻になってもらうノウハウが書いている本で、この2冊は合わせて読むととんでもなく面白いです。
お金に困らない生活をしたい方や、資産運用などファイナンシャルリテラシーを身につけたい方、不動産投資をやっていて法人化を検討している方とか、個人と法人の税制が歪みを理解できて、「こんなことも法人なら経費で計上できるんだ」とワクワクさせてくれる本。
超絶おすすめ。