「毎月の家賃をクレジットカードで払えたら、ポイントがかなり貯まるのに……」
そう思っても、実際には銀行振込や口座振替しか選べない賃貸物件が少なくありません。
クレカリ賃貸は、カード払いに対応していない物件でも、家賃や初期費用、更新料をクレジットカードで支払えるサービスです。管理会社がクレジットカード決済を導入していなくても利用できる可能性があります。
ただし、先に大切なことをお伝えします。
クレカリ賃貸は、ポイント目的だけで全員におすすめできるサービスではありません。家賃自動払いは3.6%、一度払いは4.6%の利用料がかかるからです。
私は20代から不動産投資を始め、現在もサラリーマン大家として賃貸経営に関わっています。不動産業界に携わってきた立場から見ると、クレカリ賃貸の価値は単なる「ポイ活」ではなく、銀行振込しか選べない家賃をカード利用実績へ変えられることや、貸主への入金を止めずに支払時期を調整できることにあります。

大家目線だと、家賃のカード払いは「ポイントが貯まってお得!」だけでは判断できません。手数料まで含めて、本当に使う価値がある人を一緒に見ていきましょう。
この記事では、メリットだけでなく手数料の重さも含めて、どんな人なら使う価値があるのかを本音で解説します。
この記事でわかること
- クレカリ賃貸の仕組みと利用料
- 家賃や初期費用を払った場合の実質負担
- クレカリ賃貸が向いている人・向いていない人
- RentEase・INVOY・ラボルとの違い
- 現役大家から見た貸主側のメリット・注意点
- 利用前に大家・管理会社へ確認すべきこと
- 登録から支払いまでの流れ
先に結論:クレカリ賃貸は、Visa・Mastercardの入会特典や年間利用特典の達成が目前の人、振込を自動化したい人、初期費用の支払時期を調整したい人には検討余地があります。一方、通常ポイントだけが目的なら、手数料負担の方が大きくなりやすいためおすすめしません。
なお、クレカリ賃貸はAmerican Expressに対応していません。そのため、ヒルトン・オナーズ アメックスやMarriott Bonvoy アメックスの年間利用額達成には使えない点に注意してください。

私自身もホテル系カードの年間利用額は意識していますが、ここは要注意。クレカリではAMEXを使えないため、ヒルトンやMarriott BonvoyのAMEX修行には利用できません。
クレカリ賃貸とは?

クレカリ賃貸は、毎月の家賃や賃貸契約時の初期費用、更新料などをクレジットカードで支払えるサービスです。
仕組みはシンプルです。利用者がクレカリ賃貸でカード決済を行い、クレカリ賃貸が利用者の指定した口座へ振り込みます。そのため、貸主や管理会社が独自にカード決済システムを導入していない物件でも利用できる可能性があります。
| 項目 | 家賃自動払い | 一度払い |
|---|---|---|
| 主な用途 | 毎月の家賃・共益費・駐車場代など | 初期費用・更新料など |
| サービス利用料 | 利用額の3.6% | 利用額の4.6% |
| 振込日 | 初回は3営業日後、翌月以降は毎月25日 | 3営業日後 |
| 利用可能額 | 3万円~200万円 | |
| 対応ブランド | Visa・Mastercard(JCB・American Expressは非対応) | |
※振込日が土日祝の場合は翌営業日。カード会社からの請求日はカードによって異なります。最新条件は公式サイトをご確認ください。
現役大家の結論|クレカリ賃貸は「ポイントを買うサービス」ではない
家賃10万円を自動払いにすると、3.6%の利用料は月3,600円。還元率1%のカードで得られる通常ポイントを約1,036円相当とすると、差し引きの負担は約2,564円です。
つまり、通常ポイントだけを目的にすると、基本的には赤字になります。
| 毎月の家賃 | 3.6%の利用料 | カード決済額 | 1%還元の目安 | 差引負担の目安 |
|---|---|---|---|---|
| 6万円 | 2,160円 | 62,160円 | 約622円相当 | 約1,538円 |
| 8万円 | 2,880円 | 82,880円 | 約829円相当 | 約2,051円 |
| 10万円 | 3,600円 | 103,600円 | 約1,036円相当 | 約2,564円 |
| 15万円 | 5,400円 | 155,400円 | 約1,554円相当 | 約3,846円 |
※1ポイント=1円相当、利用料を含む決済額全体が1%還元の対象になると仮定した概算です。カードごとのポイント付与対象・還元率は必ず発行会社へご確認ください。
それでも利用価値が生まれるのは、次のような通常ポイント以外の便益が差引負担を上回る場合です。
- 引越し直後のまとまった初期費用を、カード引落日まで手元に残せる
- カードの入会キャンペーンや年間利用特典の達成に近づける
- 振込忘れやATMへ行く手間を減らせる
- 仕事の立替金など、近く入金予定のお金とのタイミングを調整できる
クレカリ賃貸は「家賃で得をする魔法のポイ活」ではなく、3.6~4.6%のコストを払って、決済手段と支払時期の選択肢を増やすサービスと考えると判断を誤りにくいでしょう。
カード特典目的なら得する?損益分岐点を考える

家賃をカード払いにする魅力は、毎月まとまった利用実績を作れることです。ただし、「たくさん決済すれば得」という話ではありません。判断すべきなのは、特典を取るために不足している金額だけを決済した場合、支払う手数料以上の価値が戻るかです。
たとえば年間利用特典まで残り30万円なら、家賃自動払い3.6%の利用料は10,800円です。通常ポイントを除いても、達成によって得られる特典を自分が15,000円以上で使えるなら検討余地があります。反対に、年間100万円をクレカリ経由で決済すると利用料は36,000円。使う予定のない特典を取るために毎年この金額を払うのは本末転倒です。
| 特典達成までの不足額 | 3.6%の利用料 | 判断の目安 |
|---|---|---|
| 10万円 | 3,600円 | 特典を3,600円超で使えるか |
| 30万円 | 10,800円 | 特典を10,800円超で使えるか |
| 50万円 | 18,000円 | 特典を18,000円超で使えるか |
| 100万円 | 36,000円 | 特典を36,000円超で使えるか |
相性が考えられるのは、Visa・Mastercardブランドで、入会特典、年間利用ボーナス、マイル、カード会社独自のステージ判定などがあるカードです。
重要:ホテル系AMEXでは使えません
ヒルトン・オナーズ アメックスやMarriott Bonvoy アメックスは、無料宿泊特典や会員資格を目的に年間利用額を意識する人が多いカードです。しかし、クレカリ賃貸の対応ブランドはVisa・Mastercardのみ。American Expressは対象外なので、これらのカードの利用実績には充てられません。
また、カード決済が成功しても、ポイント付与や年間利用額の集計対象になるとは限りません。利用前にカード会社へ、①ポイント付与対象か、②年間利用特典の集計対象か、③事業用決済等の扱いにならないか、の3点を確認してください。
マイルだけで3.6%の利用料を回収できるか
クレカリ公式では、特典航空券に交換した場合、1マイルを2~3円以上の価値で使えるケースがあると紹介されています。ただし、家賃10万円を還元率1%のカードで決済する場合、利用料3,600円に対して獲得できるのは約1,000マイル相当です。
単純計算すると、マイルを得るための追加コストは1マイルあたり約3.6円。1マイルを2~3円で使うだけでは利用料を回収できません。
| 仮定するマイル還元率 | 家賃10万円で得られるマイル | 利用料3,600円から見た獲得コスト |
|---|---|---|
| 0.5% | 約500マイル | 約7.2円/マイル |
| 1.0% | 約1,000マイル | 約3.6円/マイル |
| 1.5% | 約1,500マイル | 約2.4円/マイル |
※わかりやすくするため、マイルは家賃本体に対して付与される前提で概算。実際の付与対象額・還元率はカード会社によって異なります。
つまり、通常のマイルだけを目的に毎月使うよりも、特典航空券を高い価値で使える人、高還元カードを使える人、年間ボーナスまであと少しの人に絞った方が合理的です。必要マイルが少し足りず、希望便の特典航空券を逃しそうなときの短期利用も考えられます。

「家賃で毎月マイルを貯める」より、「年間特典まで残り30万円だけ使う」という使い方の方が現実的です。特典欲しさに余計な決済を増やさないことも大切ですね。
クレカリ賃貸のメリット
1.カード払い非対応の物件でも利用できる可能性がある
賃貸物件では、いまだに銀行振込や口座振替が指定されるケースが多くあります。クレカリ賃貸では、指定口座へ振り込む仕組みを使うため、貸主側がカード決済を導入していなくても利用できる可能性があります。
ただし、利用規約上、賃貸人または管理会社の承諾を得る必要があります。勝手に振込名義や支払方法を変更せず、事前に確認しましょう。
2.初期費用や更新料の支払いにも使える
引越しでは、敷金・礼金、仲介手数料、保証料、火災保険料など、短期間に大きなお金が必要になります。クレカリ賃貸の「一度払い」は、賃貸契約時の初期費用や更新料の支払いに使えます。
手数料は4.6%と安くありませんが、急な転勤や住み替えで「数週間後には給与・賞与が入るものの、契約時点では現金を減らしたくない」という場合には選択肢になります。
3.カードの利用実績をまとめて作れる
クレジットカードの中には、一定期間の利用額に応じて入会特典や年間利用特典が付くものがあります。家賃や初期費用は金額が大きいため、条件達成まであと少しという場面では有効です。
ただし、家賃決済が特典判定やポイント付与の対象になるかはカードごとに異なります。必ずカード会社の規約を確認し、得られる特典の価値がクレカリ賃貸の利用料を上回るかを計算してください。
4.一度設定すれば毎月自動で支払える
家賃自動払いは、一度手続きをすると翌月以降は自動で支払われます。毎月振込をしている人なら、振込忘れを防ぎ、手間を減らせるのがメリットです。
5.テナント・オフィス賃料にも対応している
クレカリ賃貸には、テナント・オフィス向けの案内もあります。店舗や事務所を借りている個人事業主・法人にとっても、カード決済による支払時期の調整や利用実績づくりに活用できる可能性があります。
ただし、事業用賃料の経理処理やカード利用料の扱いは状況によって異なります。税務上の処理は税理士等へ確認してください。
6.個人事業主は家賃と会計処理をカードへ集約できる
不動産投資家の中には、個人事業主として活動していたり、自宅の一部を事務所として使ったりしている方も多いでしょう。クレカリ公式がカード払いで家賃を支払っている個人事業主100名へ行った調査では、利用目的として「ポイント・マイル」が61%、資金繰りが21%、振込負担の削減が21%、記帳の自動化が20%でした。
事業で使っている家賃は、カード払いに変えても経費にできるかどうかの基本的な判断は変わりません。重要なのは支払方法ではなく、事業に使用している実態です。自宅兼事務所なら、床面積や使用時間など合理的な基準で家事按分します。
カード明細を会計ソフトと連携すれば、毎月の家賃を「地代家賃/未払金」として処理しやすくなります。ただし、カード明細だけですべてを説明しようとせず、次の資料をセットで保存しておきましょう。
- 賃貸借契約書
- クレジットカードの利用明細・Web明細
- クレカリ側の決済記録
- 自宅兼事務所の場合は、間取り図や按分計算の根拠
また、クレカリの利用料を事業経費として処理できるか、消費税区分をどうするかなどは個別事情で変わるため、税理士や会計ソフトのサポートへ確認してください。
現役大家から見た貸主側のメリット・デメリット

このサービスの申込者は借主ですが、26大家ブログの読者には貸主・不動産投資家も多いと思います。そこで、借主からクレカリ利用の相談を受けた場合の大家側の影響も整理します。
大家側のメリット
- 振込忘れを減らせる:家賃自動払いなら、借主が毎月銀行振込をする手間がなくなります。
- 一時的な資金不足でも入金を維持しやすい:借主はカードの引落日まで支払いを後ろへずらせるため、貸主への入金が止まるリスクを抑えられる可能性があります。
- カード決済設備を導入しなくてよい:借主側がサービス利用料を負担する仕組みなので、大家自身が決済システムを契約する必要はありません。
- 借主の利便性を高められる:振込指定を維持しながら、カード払いという選択肢を案内できます。
大家側のデメリット・確認事項
- 入金日が契約条件と合わない可能性:家賃自動払いは原則毎月25日振込です。契約上の支払期限と合うか確認が必要です。
- 入金名義の照合が必要:通常の借主名義と表示が異なる場合、管理会社が入金を特定できないおそれがあります。
- 滞納を解決するサービスではない:カード決済が通らなければ入金されません。家賃保証や集金代行の代わりにはなりません。
- 口座振替・保証会社との調整が必要:現在の回収方法が口座振替なら、振込へ変更できるか管理会社・保証会社との確認が必要です。
大家として承諾するなら、振込日、振込名義、対象費目、決済失敗時の連絡方法を事前に書面やメールで残しておくと安心です。共益費や駐車場代を含める場合も、毎月の請求額と一致するか確認しましょう。

借主から相談されたら、頭ごなしに断る必要はないと思います。ただし「いつ・誰の名義で・いくら入るか」の3点は、管理会社を含めて必ず確認しておきたいですね。
大家・管理会社向け一括導入サービスとは別です
クレカリ公式には、管理会社・オーナーがクレジットカード回収を導入する別サービスも掲載されています。初期費用55,000円、決済手数料2.6%で、複数の振込をまとめる仕組みです。ただし、公式ページには2026年8月8日現在、新規受付停止と記載されています。
本記事で紹介しているのは、借主が個別に登録して家賃をカード払いにする通常の「クレカリ賃貸」です。大家側の一括導入を希望する場合は、受付状況が再開しているか公式サイトで確認してください。
クレカリ賃貸と類似サービスを比較

家賃や銀行振込をカード払いへ変えるサービスには、クレカリ賃貸以外にもRentEase、INVOYカード払い、ラボル カード払いなどがあります。ただし、同じように見えて主な対象が違います。
| サービス | 主な対象 | 利用料 | カードブランド | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| クレカリ賃貸 | 個人・法人の家賃、初期費用、更新料、駐車場代など | 自動払い3.6% 一度払い4.6% | Visa・Mastercard | 賃料に特化。毎月の自動払いが可能 |
| RentEase | 個人・法人の住宅、店舗、事務所、倉庫等の賃料 | 5.5% | Visa・Mastercard・JCB・American Express | 対応ブランドが広く、最大500万円。アプリで利用 |
| INVOYカード払い | 法人・個人事業主の請求書、事務所家賃、外注費等 | 3% | Visa・Mastercard・JCB | 事業者向け。最大60日後ろ倒し、振込日指定に対応 |
| ラボル カード払い | 法人・個人事業主の銀行振込による事業支払い | 3~3.5% | Visa・Mastercard・JCB | 事業者向け。最大60日後ろ倒し |
※2026年8月確認時点。申込条件、対象費目、最低・最大利用額、振込日、カードブランドごとの料率は変更される場合があります。必ず各公式サイトで最新条件をご確認ください。
個人の住宅家賃ならクレカリ賃貸が有力
個人が今住んでいる住宅の家賃を毎月カード払いにしたい場合、INVOYやラボルは基本的に事業者向けです。比較対象は主にクレカリ賃貸とRentEaseになります。
クレカリ賃貸はVisa・Mastercardに限られる一方、自動払いの利用料は3.6%。RentEaseの5.5%より1.9ポイント低く、家賃10万円なら月1,900円、年間22,800円の差になります。対応カードを持っているなら、コスト面ではクレカリ賃貸が有力です。

家賃は毎月続くため、1.9%の差も軽視できません。VisaかMastercardを使えるなら、まずは手数料の低いクレカリから検討するのが自然です。
American Expressを使いたいならRentEase
クレカリ賃貸はAmerican Expressに対応していません。AMEXの年間利用実績を作りたい場合は、5.5%の利用料を払っても特典価値が上回るかを計算したうえで、RentEaseを比較候補にすることになります。
事務所・店舗の資金繰りならINVOY・ラボルも比較
法人・個人事業主が事務所や店舗の賃料を支払う場合は、手数料3%台のINVOYやラボルも候補です。これらは家賃専用ではなく、外注費など他の請求書支払いもまとめて扱える点が強みです。
一方、住宅家賃や毎月の賃料自動払いをシンプルに設定したいなら、賃料に特化したクレカリ賃貸の方が目的に合いやすいでしょう。
クレカリ賃貸のデメリット・注意点
1.3.6~4.6%の利用料がかかる
最大のデメリットです。高還元カードであっても、通常のポイント還元だけで利用料を回収するのは難しいでしょう。
毎月使い続けると負担も積み上がります。たとえば家賃10万円なら、3.6%の利用料は年間43,200円です。便利だからと何となく継続せず、数か月ごとに利用目的が残っているか見直すことをおすすめします。
2.Visa・Mastercard以外は使えない
利用できるカードブランドはVisaとMastercardです。JCBやAmerican Expressには対応していません。使いたいカードの国際ブランドを事前に確認しましょう。
3.大家・管理会社の承諾が必要
クレカリ賃貸は指定口座へ振り込むサービスですが、賃貸借契約上の支払方法を自由に変えてよいとは限りません。特に振込名義が契約者名と異なる場合、管理会社が入金を照合できないおそれがあります。
公式の利用規約でも、賃貸人または管理会社の承諾を得ていない場合はサービス提供を拒否できるとされています。申込み前に次の3点を確認しましょう。
- クレカリ賃貸経由で振り込んでもよいか
- 振込名義はどのように表示されるか
- 毎月25日(翌営業日になる場合あり)の入金で契約上問題ないか
4.現在が口座振替なら、そのままでは利用できない
現在の家賃が口座引き落としの場合、そのままではクレカリ賃貸を利用できません。管理会社・保証会社・大家へ相談し、銀行振込へ変更できた場合に利用できます。
5.資金不足の根本解決にはならない
カード払いにすると、口座からお金が出る時期を後ろへずらせます。しかし、支払いそのものがなくなるわけではなく、利用料も増えます。
次回の引落日までに確実な入金予定がない場合や、毎月カードの支払いに追われている場合は、安易に利用しない方が安全です。特にリボ払いは返済が長期化しやすく、カード会社所定の手数料も加わります。
クレカリ賃貸がおすすめな人・おすすめしない人
| おすすめできる人 | おすすめしにくい人 |
|---|---|
| 急な引越しで初期費用の支払時期を調整したい | 通常ポイントだけで得をしたい |
| 近い将来に確実な入金予定がある | 毎月の家計が恒常的に赤字 |
| カード特典の達成まであと少し | 手数料を含む損得計算をしていない |
| 毎月の銀行振込を自動化したい | すでに無料でカード払いできている |
| Visa・Mastercardを持っている | 使いたいカードがJCB・American Express |
迷ったら、次の式で判断できます。
受け取れるポイント・特典の価値+支払時期を調整できる価値+手間削減の価値 > クレカリ賃貸の利用料
この式を自信を持って満たすときだけ使うのが、現役大家としてのおすすめです。
クレカリ賃貸の使い方

- 大家・管理会社へ確認する
クレカリ賃貸経由の振込が可能か、振込日と名義を含めて確認します。 - 無料の新規登録をする
メールアドレスを送信し、届いたURLから氏名・パスワードなどを設定します。 - 支払先を登録する
家賃や初期費用の振込先口座を指定し、「家賃自動払い」または「一度払い」を選びます。 - カード情報を入力する
VisaまたはMastercardの情報を入力し、3Dセキュア(本人認証)を行います。 - 振込とカード明細を確認する
初回は特に、貸主側で正しく入金確認できたか、カード明細の金額に誤りがないか確認しましょう。
家賃自動払いの場合、初回分は3営業日後、翌月以降は原則毎月25日に指定口座へ振り込まれます。一度払いは3営業日後です。家賃の支払期限に間に合うよう、余裕を持って手続きをしてください。
クレカリ賃貸に関するよくある質問
クレカリ賃貸は怪しいサービスですか?
運営会社は株式会社クレカリで、事業内容や所在地、代表者などが公式サイトに掲載されています。また、カード決済時には3Dセキュアによる本人認証を導入しています。
ただし、「会社情報が公開されている」「セキュリティ対策がある」ことと、すべての人に経済的メリットがあることは別問題です。利用料と自分が得る便益を計算して判断しましょう。
本当にどの賃貸物件でも使えますか?
カード払い非対応の物件でも利用できる可能性がありますが、無条件にすべての契約で使えるわけではありません。大家・管理会社の承諾、振込日、振込口座などの条件を確認する必要があります。
口座振替の物件でも使えますか?
口座振替のままでは利用できません。管理会社や保証会社、大家へ相談し、銀行振込へ変更できれば利用可能です。
家賃以外にも使えますか?
賃貸契約時の初期費用や更新料には「一度払い」を利用できます。また、公式サイトにはテナント・オフィス賃料向けの案内もあります。具体的な支払項目が対象になるかは申込み前に確認してください。
利用するとクレジットカードのポイントは必ず貯まりますか?
ポイントの付与条件はカード会社によって異なります。家賃関連決済がポイント付与や年間利用特典の集計対象外、または還元率が異なる可能性もあるため、利用するカード会社へ事前に確認してください。
分割払いやリボ払いはできますか?
カード会社側の「あとから分割」「リボ切り替え」などを利用できる場合があります。ただし、クレカリ賃貸の利用料とは別にカード会社所定の手数料がかかります。返済総額を確認し、安易な利用は避けましょう。
個人事業主が自宅家賃をカード払いにしても経費にできますか?
支払方法がカードへ変わっただけで、経費性が失われるわけではありません。事業で使っている部分は、合理的な基準で家事按分します。賃貸借契約書、カード明細、決済記録、按分根拠を保存し、具体的な処理は税理士等へ確認してください。
大家が自分の物件へクレカリを一括導入できますか?
管理会社・オーナー向けサービスも案内されていますが、公式ページでは2026年8月8日現在、新規受付停止とされています。本記事の広告リンクは、借主が個別に申し込む通常サービスの案内です。
まとめ|手数料まで計算し、必要なときに賢く使おう
- カード非対応物件でも、家賃をカードで支払える可能性がある
- 毎月の家賃は3.6%、初期費用・更新料などの一度払いは4.6%
- 通常ポイントだけでは利用料を回収しにくい
- Visa・Mastercardの特典達成まで不足額が小さい場合は検討余地がある
- 還元率1%なら、マイルの獲得コストは概算約3.6円/マイル
- ヒルトン・Marriott BonvoyなどのAMEXカードには利用できない
- 個人の住宅家賃では、5.5%のRentEaseより手数料を抑えやすい
- 事務所・店舗ならINVOYやラボルも比較対象になる
- 個人事業主はカード明細と会計ソフトを連携しやすい
- 大家・管理会社の承諾と、カード会社のポイント条件を事前確認する
クレカリ賃貸は、誰でも無条件に得をするサービスではありません。しかし、急な引越しや更新で一時的に大きな支払いが発生したとき、カードの引落日まで現金を手元に残したい人にとっては便利な選択肢です。
まずは支払予定額に3.6%または4.6%を掛け、具体的な利用料を確認してください。その金額以上の価値があると判断できた場合に、必要な期間・必要な支払いだけへ使うのが賢い利用方法です。

手数料を理解したうえで、自分に必要な場面だけ使う。これがクレカリ賃貸との上手な付き合い方だと思います。まずは自分の家賃でいくらかかるか計算してみてください。
