みなさん、こんにちは
このブログを書いている26大家といいます。
私は20代から不動産投資をやっていて、過去に自分が所有している賃貸物件や自宅でフロアタイルを設置した経験があるので、フロアタイルの特徴やメリット・デメリット、賃貸におすすめのフロアタイルなど、実体験を元にお話したいと思います!
この記事は下記のようなことについて、書いています。
- フロアタイルの特徴やメリット・デメリットについて
- フロアタイルと他の床材の違いについて
- フロアタイルの施工方法や施工費用を安くする方法について
- 賃貸物件におすすめのフロアタイルについて
ざっとこんな内容です!
床材といってもフローリングやクッションフロアなど、安価なものから高価なものまでたくさん種類もありますが、この記事ではフロアタイルに注目してご紹介します。
目次の「賃貸物件におすすめのフロアタイルについて」をクリックいただければ、ジャンプします。
Contents
フロアタイルとは塩化ビニル製の素材でできたタイル状の床材で、サンゲツが販売している商品名です。
一般的には「塩ビタイル」と言われ、賃貸住宅のリフォームやDIYでよく使われる製品です。
フロアタイルってサンゲツの商品名だったんだ。
ウォッシュレットも同じだね。正式名称は「温水洗浄便座」で、ウォッシュレットはTOTOの商品名です!
- ・表面は硬く傷が付きにくく耐久性に優れています。
- ・元々店舗内装で使われている製品の為、土足にも対応可能
- ・厚みは2.5mm~3mm程度なのでカッターで切る事ができ、既存フローリングの上貼りが可能
- ・カラーバリエーションが豊富(木目調、石目用など)
比較 | クッションフロア | 塩ビタイル | フローリング |
厚み | 1.8mm | 2.5mm〜3mm | 12mm |
素材 | ポリ塩化ビニル | ポリ塩化ビニル | 合板 |
表面 | 柔らかい | 硬い | 硬い |
デザイン | 多い | 多い | 少ない |
くぼみ | くぼみやすい | くぼみにくい | くぼみにくい |
耐水性 | ◎ | ◯ | △ |
耐久性 | 退去の度に張替必要 | 高い | 高い |
床暖房 | 不可 | 不可 | 可 |
フローリング 上貼り | 可 | 可 | 不可 |
部分張替え | 基本不可 | 可 | 不可 |
入居者人気 | △ | ◎ | ◎ |
価格(材工) | 2,000〜3,000円/㎡ | 4,000〜5,000円/㎡ | 4,000〜10,000円/㎡ |
では、比較表を元に実際に設置する場所や目的によって、貼る床材が違ってくるので、次に場所や目的ごとに説明します。
今、賃貸で借りている部屋にフロアタイルを設置する場合、気をつけて頂きたいのは退去時、入居した時の同じ状態に戻して引き渡しをすることです。
クッションフロアやフローリングの場合、工事が必要で入居当初と現状が変わるため、場合によっては退去時に請求させる可能性があります。
そのため、賃貸物件であれば「置くだけタイプのフロアタイル」をオススメします。
置くだけなので特に大家さんの許可なく、また別途退去費用も請求されないのでオススメです!
持ち家であれば、特段気をつけることなく、ご自身の好きな床材を楽しむことができます。
あえて、気をつける点とすれば、分譲マンションにお住まいの方は管理規約ルールに床材はL-45以上といった防音性のある材料にすることがルールとされている場合があるので、工事する前に管理規約を確認しましょう。
上階の床で生じる音が下の階でどの程度に聞こえるのかの基準として、決められている遮音等級をL値(エルち)またはL等級(エルとうきゅう)といい、音の伝わりにくさを表しています。このL値は数字が小さいほど、遮音性能がよいことを示しています。
投資物件の場合、気をつける点は費用対効果も含めて検討することです。
畳(和室)をフローリングまたはフロアタイル(洋室)に変更する場合は賃料UPも可能ですが、既存のフローリングをフローリングまたはフロアタイルに張り替えても賃料を上げることは難しいと思います。
設置するコスト順として
フローリング>フロアタイル>クッションフロア
個人的に特にL-45など基準がなければ、フロアタイルにしています。
クッションフロアはリフォーム費用は安いけど、ベッドとか冷蔵庫を置くと1回で跡が残ってしまうので、毎回張替えになるので、フロアタイルの方が長い目で見ると安くなります!
フロアタイル(塩ビタイル)が他の床材と比べ、どんなメリット・デメリットがあるのか、まとめました。
- カラーバリエーションが豊富
フロアタイルは大きく分けると木目調、石目用などがあります。同じ石目調やストーンタイプのフロアタイルでも表面がつるつるで光沢のあるものや石の素材がリアルに再現されごつごつとした物もあり、クッションフロアよりも更にリアルなデザインが得られる床材です。
- 耐水性がある
耐水性があるため水回りで使われることも多いです。ただしタイル状になっているため、フロアタイル同士の繋ぎ目に水が入り込むこともあるので、濡れたら拭き取るように気を付けましょう。
- 傷や変形に強い(耐久性がある)
元々、商業用(店舗)に使われていた床材のため、耐久性に強い。 - メンテナンスが簡単
クッションフロアの場合は一部分が破損したり汚れてしまった場合すべて張り替え無いといけませんがクッションフロアは汚れた部分や破損した部分の1枚を変える事で終わります。また、天然素材のフローリングはワックスが必要ですがフロアタイルはワックスの必要がありません。
- 熱に弱い為、床暖房のお部屋には施工不可
塩ビは熱すると膨張するため、床暖房のついている物件には不向きです。 - 防音性を高める効果がない。
薄い素材の塩ビタイルは防音性には弱いという特徴があります。分譲マンションでは防音の基準が管理組合から定めるケースが多く、防音性を高める上では向かない製品です。
- 塩ビなので冬場素足で歩くと冷たい。
無垢フローリングに比べると暖かみはなく、冬場素足だとフロアタイルは冷たいと感じるかもしれません。
- フロアタイル
- 接着剤
- クシベラ
- 大型カッター
- スポンジ
- 床用ローラー
- メジャー
- 糸
- 定規
コンパネ・ベニヤなどに貼る場合は、継ぎ目や段差をアースシールなどで平滑になるように処理を行って下さい。木のハガレ等も補修し、釘・ネジなどが出ている場合は完全に打ち込んでください。
4分割した線に沿って、1/4にのりを塗ります。基準線の上から貼る場合は、そこまで塗ります。のりは部屋の奥側から塗っていきます。クシベラを使い、糊を塗っていきます。のりが多すぎるとタイルの隙間からはみ出してしまうので、注意して塗り広げます。
- 基準線に沿ってタイルを貼っていきます。
- 1枚目が貼れたら、ローラーでしっかり圧着します。
- 2枚目以降は、横のタイルにぴっちり突きつけて貼り、ローラーで圧着します。
- 目地部分からのりがはみ出した場合は、濡らしたスポンジで拭き取ります。
- 壁際まで貼れたら、必要な長さにカットして入れ込みます。
- タイル1枚を切る用とし、壁際または角にあわせて置きます。
- もう1枚をガイド用とし、下のタイルと同じ位置に重ねて置き、ガイドに沿って数回切れ込みを入れます。
- ある程度切り目を入れて、縦に切ると切りやすいです。
私はいつも大工さんにやってもらっています・・・。
工程をみて、これなら自分でもできるぞ!って方はAmazonなどで材料を購入してトライしてみてください!
リフォーム会社に頼もうと思っている方は工事費用を比較できるリフォーム比較プロを利用すると便利です。また、材料だけ自分で買って作業だけやってもらえないかといった相談もしてもいいと思います!
施工費用を安くする方法について
設置方法が決まれば、あとは工事会社に依頼するだけです。
フロアタイル(床材)の設置に対応している会社で、かつ費用が安くて優遇が聞く会社を探すのに手間がかかるので私は「リフォーム比較サイト」を活用しました。
色んなサイトがある中、今回は「リフォーム比較プロ」というサイトを利用しました。
- 「フローリング」カテゴリがある
- 小規模な工事にも対応している
- 全国500社以上のリフォーム会社の登録がある
- 厳格な審査基準を設けており、審査を通過した業者のみが登録されているため、安心できる。
- 補助金や保証金に詳しいか、3〜4社の業者にまとめて検討できる
- 見積もり依頼までの手続きが簡単
見積もり依頼までの流れはざっとこんな感じです。
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※今回は床材工事のため、「フローリング」を指定ください。
登録する内容はとてもシンプルで簡単です!
登録が完了できれば、あとは業者さんからの連絡を待つのみ。その際に部屋の広さや今の床の状況など、しっかり伝えてね!
一般的に黒色より白色の方が部屋が明るくなり、部屋を広く見せる効果があると言われています。そのため、以前まではよく単身者向けの賃貸物件で白色系の床材が利用されてきました。
サンゲツ フロアタイル 型番:WD−900
白色もまだまだ人気がありますが、最近はカフェなどお洒落な空間で利用される、同じメーカーのWD−794の方が入居者受けが良いようです。
サンゲツ フロアタイル 型番:WD−794
木目系のデザインであれば、この2色がおすすめ!
WD−900はWD-740のリニューアル製品になります。
※フロアタイルは部分張替えができるメリットがありますが型番が終了してしまう可能性があるので、気をつけてね!
最後まで読んでいただき有難うございます。
フロアタイルの特徴やメリット・デメリット、施工方法など、まとめて書きましたが、少しでも参考になりましたら幸いです!