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【極秘】銀行を騙す方法

どうも、皆様こんにちは

26大家といいます。

26大家
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20代から不動産投資を始め、現在はサラリーマン大家として不動産関連のブログを掲載しています。また、本業は不動産業者向けにシステム開発&営業をしているので、不動産業界にも詳しいです!

今回は銀行を騙す方法 【エビデンス偽造のやり方】について、書きたいと思います!※犯罪行為になるため、実行はしないでくださいね!


あくまで、今話題のかぼちゃの馬車問題の原因の1つである不正融資がどのように行われたかを説明したいと思います。

なぜ、エビデンス偽造を行われたのか

まず、エビデンス偽造とは個人の収入や保有資産の情報、物件の価格や家賃収入内容を偽造する行為です。

なぜ、不正融資が多発するのか。
それは「自己資金を少なくするため」に行われました。

仮に、1億円の物件を購入する場合、諸経費だけでも800万円必要になります。
※諸経費8%

そこからどれだけ融資(ローン)が借りれるかによって、必要な自己資金が変わります。

  • オーバーローンの場合:10,800万円借入(自己資金0円)
  • フルローンの場合:10,000万円借入(自己資金800万円)
  • 9割ローンの場合:9000万円借入(自己資金1800万円)
  • 8割ローンの場合:8000万円借入(自己資金2800万円)
  • 7割ローンの場合:7000万円借入(自己資金3800万円)

融資割合が1割増えると約1000万円自己資金が必要になるため、できるだけ自己資金を少なくするために、エビデンス偽造が行われていたのです。

今回、なぜスルガ銀行で不正融資が多発したのか。

現在はしっかりと融資診断されるようになったため、もう過去の話ですが、不正が行われていたときは、「審査が緩い」で有名でした。

スルガ銀行を利用していた理由
  • 審査が早かった
  • 審査が緩かった
  • 耐用年数に関係なく、融資期間が組めた
  • 全国(地方)の物件に融資が積極的だった

スルガ銀行の行員が自ら通帳などの偽造はしません。
あくまで、偽造をするのは販売している不動産会社側でしたが、偽造するように指示をしたことが発覚し、大きな社会問題になりました。

26大家
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エビデンス偽造することで、自己資金を出さなくても物件が買えたので、急激に資産を築いた投資家もいましたね。

では、どのように通帳を改ざんしたのでしょうか。
ここから実際にどのように偽造するのか、説明します。

どのように偽造するのか?【偽造方法について】

朝日新聞の記事に書いていました。

参考 融資金額大きい「スルガスキーム」 他行で通らぬ案件も朝日新聞

融資前、仲介業者から「預金を多くしたいのでネット銀で口座をつくって」と頼まれた。「不正はダメだ」と断り、大手銀の通帳を預けたが、その写しが改ざんされていた。

参照:朝日新聞

26大家
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そもそも、通帳の原本チェックを怠ったことが大きな原因ですね。原本自体を改ざんする事は難しく、写しであれば容易に出来ます。

方法は原本をスキャンしフォトショップやパソコンに初めから入っている写真編集ソフトで切り貼りし数字を書き足すのです。

通帳以外にも源泉徴収票や確定申告書も同様に行われました。最近は源泉徴収票や給料明細をパソコン上で発行している会社も増えてきているので、改ざんしやすい環境になっています。

それ以外にも「3為契約スキーム」でも、よく偽造されていました。
偽造されたのはレントロール(賃料)と売買価格です。

方法は賃貸借契約書やレントロールの数字を収入証明同様、パソコンで加工します。空室の場合はそもそもの相場賃料を高く設定し銀行に提出していた噂があります。

合言葉「カーテン」という隠語も出来ました。
銀行マンが物件調査で現地に行く際、空室の部屋があたかも生活しているように見せるため、空室の部屋の窓にカーテンを設置し、生活しているように見せかけたそうです。

売買価格の偽造は契約書を2部作成し、1部は本物、もう一部は偽物で本物の価格より高く設定しています。いわゆる「2重契約」と言われています。

騙す手口 まとめ
  • 預金残高(通帳)を写真加工ツールで編集
  • 3為契約スキーム
  • レントロール(賃料改ざん)&カーテン作戦
  • 2重契約スキーム(売買価格改ざん)

新たな改ざん方法とは

2018年に入ってからスマートデイズのかぼちゃの馬車の問題もあり、銀行のエビデンスチェックが厳しくなりました。

銀行と融資契約(金銭消費契約)の際、事前に審査で提出した書類の原本が必ず必要になります。賃貸借契約書も必ず原本が必要です。通帳の原本またはその場でインターネットバンキングのサイトにアクセスし銀行担当者に見せなければならなくなりました。

朝日新聞で書いてた通りインターネットバンキングのページの写しは偽造しやすい点もあったのかもしれませんが、信じがたいが新たな手法で偽造するものはいるようです。

それは、インターネットバンキングのサイトに似た、サイト自体を作成する偽造方法です。

ITに強い人であれば、大手銀行のインターネットバンキングページにそっくりなサイトを構築し、実際に銀行担当者の前でそのサイトにアクセスし、あたかも本物のサイトで手続きしているかのように騙すようです。

実際にそのような詐欺もあるようですが、実際のところ見抜くのはかなり難しいようです。ここまですると改ざんどころか、犯罪組織並みの手法です。

関連記事:不動産投資を始める前に絶対読むべき本!騙される人の特徴や騙し方などリアルな裏話がわかる

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サイトを作成して銀行を騙す方法が『やってはいけない不動産投資』(藤田知也)で、詳しくご紹介されました。

より、詳しく掲載されているので、不動産投資に興味ある方にオススメです!

まとめ

今回の記事は不正する方法について、書きました。

まとめると、下記になります。

  • 不動産会社がスルガ銀行を利用するのは「融資の緩さ」・「融資の速さ」
  • 通帳、レントロール、賃貸借契約書まであらゆる書類を偽造することは容易
  • 改ざん方法はフォトショップ、写真加工ソフトと専門知識・技術は不要
  • 最新の改ざん方法はインターネットバンキングまで。サイト自体作るプロ詐欺師集団

皆さんは決して、真似をしないでくださいね。
少しでも参考になりましたら、幸いです。